トランプ大統領はBRICSとどのように対峙する?ロシアを懐柔してターゲットはやっぱり中国!?

「私ならすぐに戦争を終わらせることができる」就任前にそう言っていたトランプ大統領。

すぐに終わらせることは難しくても、停戦に向けた根回しは着々と進んでいるかに見えます。

移民・関税・LGBTQ関連の問題についても数々の大統領令に署名するなど、アグレッシブに行動するトランプ大統領にウクライナ問題の解決にも期待が持てます。

そうなると、ロシアの向こうに見え隠れするBRICS、さらには中国とはどのように向き合っていくのでしょうか。

●関税で揺さぶる

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トランプ大統領は、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)に対して敵対的な姿勢を崩していません。

それには、BRICSには米ドルを他の通貨で代替しようとする動きが見え隠れするからです。

米国第一主義をとるトランプ大統領にとってそのような動きは決して看過しないでしょう。

BRICSの国々のどの通貨をもってしても、世界の基軸通貨になる実力はありません。

あくまでも米ドルが第一であり、それに付随してユーロ、英ポンド、日本円が世界の基軸通貨となっているのです。

中国元もそれに続く存在とも言えますが、欧州、日本、そして米国では通用しない通貨であり、信頼性に欠けるので中国元が実力をつけるのはまだまだ先でしょう。

それ以前に中国経済が崩壊しているという見方もあり、中国元の台頭は今後もありえないという向きが大勢です。

そのような見方から、トランプ大統領は、BRICSが独自の共通通貨を導入したり、他の国の通貨を支持したりした場合、100%の関税を課すと警告しているのです。

中国に100%の関税はありえないという考えもありますが、トランプ大統領ならやりかねない、強硬姿勢にBRICSが折れると考える人が大半です。

米ドルは依然として強く、世界を席巻しています。

そのため、国際貿易や他の分野で米ドルが代替される可能性はないでしょう。

その立場を脅かすいかなる行動に対して、トランプ大統領は容赦ない対応を取ることは間違いありません。

トランプ大統領の任期は4年ですが、基本的に大権を振ることができるのは中間選挙までとされています。

それ以降は、大統領の任にあっても議会が拒否する可能性があるのです。

そのため、中間選挙までの実質1年半の間は、トランプ大統領は好きなように暴れまくるでしょう。

依然として米ドルは強く、関税で揺さぶられたら太刀打ちできる国はありません。

トランプ大統領は、世界の基軸通貨で「米ドルの代替はない」と重ねて主張しています。

中国と共闘しているロシアについても、プーチン大統領とトランプ大統領は決して仲が悪いわけではありません。

プーチン大統領が、ロシアにとって良い条件で停戦を望んでおり、それについてトランプ大統領が譲歩して、貸しを作り、中国と対峙する未来図が容易に予想できるのです。

●ロシアとウクライナ問題について

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トランプ大統領は、ウクライナ問題に対して自身が大統領であれば戦争を防げたと常々発言しています。

さらに、自分なら戦争を「1日で終わらせる」と発言していました。

そして、プーチン大統領との会談を通じて解決策を模索する意向を示しています。

1日で終わらせるのはさすがにできませんでしたが、遅かれロシアとウクライナは停戦するのでは、という雰囲気になっているのは間違いないところです。

ウクライナ側の厭戦の盛り上がりは間違いなく、北朝鮮から派兵を求めたロシアも似たようなものです。

トランプ大統領の仲介と西側諸国が援助を止めるとすぐにでも停戦する勢いです。

ウクライナはそうであっても、ロシアは強権的な国であり負けを認めることは絶対になく、勝つまであるいは納得のいくところまで戦争を止めないでしょう。

それをわかっているからこそ、ロシアが納得する最低ラインで譲歩させるのが停戦の一番の近道であり、トランプ大統領はそれをよく理解しているのは間違いありません。

そのた、これからの流れは、戦闘凍結の時期や方法、安全保障の具体的な枠組みが焦点となるでしょう。

●BRICSの拡大に向けて

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中国の習近平国家主席は2月6日、タイのペートンタン首相と北京の人民大会堂で会談しました。

その会談の席で、習氏は中国とタイが今年国交樹立から50年となることに触れています。

「双方は引き続き手を携えて前進し、中国とタイの運命共同体の建設を推進すべきだ」と提唱したのです。

タイは、昨年発足した拡大BRICSには入っておりません。

しかし、タイがそれに準ずる「パートナー国」に参加することを歓迎しています。

これは、追加関税など対中国への圧力を強めるトランプ米政権に対抗するために、BRICSをより強靱なグループにするための一つの布告と見てよいでしょう。

2025年はタイを筆頭に、東南アジアのあらゆる国を懐柔するべく行動するのは間違いのないところです。

中国国営中央テレビが伝えた。ペートンタン氏の訪中は首相就任後初めて。

ペートンタン首相も「タイは中国との協力を強化し、グローバルな課題に対応していきたい」と応えています。

関税戦争になれば、経済が疲弊しきっている中国に勝ち目はありません。

その中で対抗するにはBRICSの枠組みを活用することが最善と中国が考えていても間違いではないのです。

2025年は、ウクライナ・ロシアの停戦と関税戦争の行方、移民問題が大きくクローズアップされる年となりそうです。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします)


1)資産防衛NOTE ~人道支援への道~ さんから許可をもらって投稿しています。

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